今回は最初に前提の話を書き、
そこから、ギャンブルをやめて感じたことを書いていきます。
最後までお付き合いいただけると、
ありがたいです。
ギャンブルにハマった僕
僕は以前、ギャンブルにのめり込んでいました。
大学生の時に、友達の誘いでパチスロを打ったのが始まりで、
そこからギャンブルと7年間の長いお付き合いをすることになりました。
当時の僕はダメ人間。
ギャンブルにハマった7年間、自宅とパチンコ屋を往復する日々でした。
ギャンブルしない日は、携帯のアプリでパチスロのシミュレーションで遊んだり、
攻略サイトで勉強したりと、
ギャンブルを考えなかった日はありませんでした。
失った金額はざっくり3百万を超えていると思います。
消費者金融に手を出すことはなかったのですが、
両親、祖父母からはお金を無心してました。
今考えても情けないです。
変わったキッカケ
ですが今の妻と出会い、結婚を意識するようになってから、
「このままではマズい」
と考えるようになり、やめる決意を固めました。
そこからやめる努力をし、
誘惑に負けそうな時もありましたが、
ギャンブルをやめることを継続しています。
今はギャンブルのことで頭がいっぱいになることもなく、幸せに暮らしています。
「あの時やめる決断をしてよかった」
と、心から思っています。
ギャンブルをやめて感じたこと
前談が長くなりましたが、ここから本題。
結論から先に並べると以下の通り。
- 金銭感覚が戻ってきた。
- 自己否定が少なくなった。
- 長期的な視点を獲得できた。
順番に解説していきます。
金銭感覚が戻ってきた
ギャンブルをやめる前
ギャンブルにのめり込んでいた頃は、
ギャンブルに使うお金は惜しみなく出してました。
最悪無くなるまで使ってしまいます。
その金額は最高で10万円を超えることもありました。
こうしてギャンブルに入れ込む一方、
その他のお金については、極端に出すことを嫌いました。
友達と飲み会に行った時も、
(こんなに支払ったら明日の種銭が目減りしてしまう)
と、こんな考えをしていた時もありました。
本当に今考えたら最低ですよね。(^_^;)
ただ、ギャンブルで大勝ちしてしまうと、
途端に自分の欲望のためにお金を使っていました。
焼肉で高級な肉を頼んだり、
気になっていたゲームをたくさん買ったり、
ちょっと高めのG-SHOCKを注文したりなど、
大金持ちの気分になっていました。
以上のように極端な生活を送っていると金銭感覚は崩壊の一途を辿っていきます。
当時の僕には“節約”の“せ”の字も無かったです。
ギャンブルをやめた後
ギャンブルをやめてみると、金銭感覚が戻ってきたように感じました。
特に1万円でできることを考えるようになり、
お金の価値を再認識しました。
- 1000のランチなら10回食べられる。
- 自販機で130円のコーヒーを買ったら役75回買える。
- ガソリンは満タンにできてお釣りまで来る。
- 100円ショップなら90個も買える。
- 漫画喫茶に行けば6時間くつろいでも1500円くらいしかからない。
こんなに価値のある1万円を毎回たった30分程で使い切ってしまったんだと、
とても反省しました。
今では、ギャンブルで勝ってから物を買う
のではなくて、
自分にとって価値のあるものを今ある金額の範囲内で買うようにしています。
自己否定が少なくなった
ギャンブルをやめる前
ギャンブルの勝敗によってメンタルが上下します。
勝った時には、何をやってもうまくいくと思ってました。
最強だと思っていたので、次もまた勝てると思いましたし、
仕事がうまくいかなくても、
「僕にはギャンブルがある!!」
と、まるで帰る場所みたいになっていたのです。
そう、当時の僕はギャンブルによって自身が作られていたのです。
そして、負けた時は反対に、
後悔と自己否定の波が押し寄せてきました。
- なんでギャンブルしてしまったのか。
- 勝ててる時になんでやめなかったんだ。
- 移動しないでそのまま続けていれば出てたのに。
- お小遣いほぼ全部使った、明日から悲しい。
等、上げたらキリがありません。
- (ギャンブルで負けた自分は)無価値な人間だ。
- 仕事もできない上に勝てないなんてダメ過ぎる。
- 勝てなかったら自分に何が残るの?何も残らないじゃないか。
- 金食い虫。
こちらも上げたらキリが無いです。
このように
ギャンブルに負ける
=自分には何も取り柄がない
という考えに支配され、何もうまく行ってない自分に更に追い討ちをかけてました。
特にギャンブルをやっていたときは、人間関係でも悩んでいた時期なので、
本当に辛かったのを覚えています。
ギャンブルをやめた後
とりわけ、仕事で悩むことが多くなりました。
悩みは全然尽きません。笑
ですが、ギャンブルによる自己否定は、
綺麗になくなりました。
代わりに、意識的に自分を褒めていきました。
「今日もギャンブルしなかった、えらい!!」
というような感じですかね。
そして、勝敗に左右されない分、精神的な安定も多くなっていると思います。
殺伐とした環境にいるとどうしても緊張はするので、
離れると違うのかなと思います。
長期的な視点を獲得できた
ギャンブルをやめる前
どうしても考えが、
「今が良ければそれでいい」
という短絡的な考えになってしまいました。
そう10年後の自分がどうなっているのかを、
全く想像できないし、しようともしなかった。
それよりも「今目の前のギャンブルが大事」
と思ってしまいました。
当時はずっと同じ立場でギャンブルできると思ってました。
本当は後輩ができたり、責任を持つ役職を任されたりと環境が変わっていくはずなのに。
自分自身が環境に合わせて成長しないから、
- 後輩には追い抜かれるし
- 出世のチャンスを逃すし
- 上記の理由から信用も失うし
- 給料も上がらない
そんな自分を見つめまた自己否定を繰り返しギャンブルへのめり込んでいく。
その繰り返しでした。
ギャンブルをやめた後
「今が良ければそれでいい」という考えを改めて、
今後未来の生活に向けてどうすればいいか、
考えるようになりました。
それは、結婚したことも大きく関係しているとは思います。
- 子どもたちのために、教育費を確保しなきゃ
- 家を購入するためのお金を貯めなきゃ
- 老後2人でゆったりするための老後資金を考えなきゃ
このように、未来に向けたお金に対する考え方が大きく変わりました。
また、仕事面でも
同期や後輩に追い抜かれないように、
仕事のスキルを磨くようになり、
結果的に過去の自分よりも成長できたと思うんです。
当たり前ですけど、
「いつまでも新人のままでいることはできない」
ということを、ギャンブルをやめてから再確認したんですよね。
ギャンブルは僕にとっては恐ろしいもの
以上、僕にとってのギャンブルは、
- 金銭感覚
- 成長
- 肯定感
- 信頼感
- 人との繋がり
- 未来
これらを全て破壊していきました。
もちろん、ギャンブルと適度にお付き合いしできている方はそれで良いと思うのですが、
僕は程よいお付き合いができなかったんです。
でもギャンブルをやめることができたら
- 心が穏やかになった
- 金銭感覚を取り戻した
- ギャンブルによる自己否定をしなくなった
- 仕事に精を尽くすようになった
- 人との繋がりや信頼が回復してきた
こんな感じでギャンブルで得られる快感よりも遥かにプラスが多かったんです。
もし今後需要があれば、
どんな方法でやめれたのかなどを紹介できればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。