今日の感じと雨

こんにちは、睦月です。

6月21日に夏至を迎え、

「これから段々暗くなるのが早くなるのか…」

と、すでに落ち込み気味の僕です。

まぁそんなことはさておき。

皆さん、暑い日が続きますが、お元気ですか?

僕は元気です。

元気元気過ぎてもう、ずっと動いてられるくらい元気です。

意味わからないですよね。

ですが、本音は

もう、そろそろ雨降ってよ!!

こんな感じ。

しばらく無い雨

我々農業者にとって、

天気というのは、

今年の収入に直に関わってくる大事なものです。

まぁそれでも、

梅雨のようにずっと降っているような降りすぎの雨も困り物ですが、

晴れ続きも同じくらい困るのです。

晴れている日が多い方が、

畑仕事は捗るし、遊びに行くときのワクワク感は増えるのですが、

それでも晴れ続きは困りものなのです。

決して、晴れがダメとは言ってないですよ。

太陽がないと作物が育たないので晴れはとても大事。

エンドレスなのが問題。

このまま雨が降らないと起こりうること

では、このまま雨が降らないと一体どうなってしまうのか。

今回は、

  • 施設野菜

に分けて解説していきたいと思います。

米の場合

お米の場合、田んぼに水が入らなくなります。

水がない期間が続くとひび割れしてくるのです。

入水の方法は色々ありますが、

僕の場合は、ポンプで川から直接田んぼに入水します。

なので雨が降らないと、川の水位が下がってポンプで汲み上げることができなくなってしまうんです。

ただ、今はまだいいのですが、

これから迎える幼穂形成期(ようすいけいせいき)の中で最も危険な、

冷害危険期の時に水が必要になってくるのです。

睦月

ちなみに、各用語ですが、

幼穂形成期→穂が作られる時

冷害危険期→花粉が作られる時

と言うような感じです。

この冷害危険期に寒さに当たってしまうと、花粉が出来なくなってしまうのです。

つまり、かなり極端な話ですが、

お米ができなくなってしまうのです!!

睦月

この時期に寒さに当たってしまうと、冷害(寒さで米が不作になること)になるから気をつけてね。

と言う意味で、冷害危険期なのです。

この時の一般的な対処法は、穂の部分まで覆うくらい入水させることなのです。

水には保温の効果があるので、

穂を包み込む布団みたいな役割をしてくれます。

そして、穂は成長とともに、どんどん上昇していきますから、

それに伴って、入水も多くしていかなければならないんです。

つまり、このまま雨が降らないと、

お米を守る事ができないんです。

畑の場合

畑の場合は、畑に植えていた作物が枯れてしまいます。

そのまんまですね。

畑は後述する施設野菜と違って、

水やりのシステムがないのがほとんどなので、

大半は雨がそのまま水やりの役割をになっているんです。

特に直接畑に種を蒔いたもの(大豆やとうもろこし等)は、

最悪芽が出ない事もありえます。

睦月

普通にショックです。

施設野菜の場合

したら、ビニールハウスで栽培している施設野菜は大丈夫だよね。

と、思うかもしれませんが、

ところが、そうでもないんです。

他の場合と同様に、水やりに影響が出てくる場合があります。

ハウスで栽培している施設野菜は基本、

水やりの管を這わせて、

ポンプで水を送ることで水やりができるシステムになってるんです。

その水は主に、

  • 河川
  • 1000ℓ並の大きなタンク
  • ため池…等

といったところから供給されます。

これらのストックは、雨によって維持されています。

もし、雨が降らなかった場合。

水を供給することができなくて、

施設野菜にも、水やりを行うことができなくなってしまうんです。

あとは皆さんの想像通りで、

体を維持することができなくて、次第に枯れていくんです。

結論

どの作物にも言えることなのですが、水はかなり重要になってくるんです。

昔雨乞いの儀式をおこなっていたりするのは、

この雨による水の供給が必須だったからと

言えると思います。

なので、僕から一句。

雨降って

お願いだから!!

雨降って!!!

もちろん

繰り返しになりますが、晴れが悪いわけではないんですよ。

作物の成長には太陽は欠かせないですし、外での作業で晴れてないとできない作業も多いので。

むしろ晴れは大歓迎なんですよ。

ただ言いたいのは、

続き過ぎは良くないってこと

なんですよね。

やはり何事もバランスが大事なのです。

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ムツキ
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いつでもそこにいるブロガーを目指してる30代農家。 何でもアリの雑記ブログやケータイ小説などを書いてます。